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はじめに
以前日経225の暴落時の反転をどのタイミングでエントリーするか過去検証しました。

ドル円にも応用できるか検証しました。
2020年3月9日からの反発を検証しました。
トレンドライン、フィボナッチ・リトレースメント、移動平均線を使用しています。
トレンドライン突破後の押し目を確認し移動平均線より上で終値が確定すればエントリー。
逆張りエントリーであればフィボナッチ・リトレースメントで指値注文します。
過去検証なのでこのパターンが毎回活かせるかどうかは分かりません。
ファンダメンタルズ分析や売買動向など他の要因は検証に入っていません。
上位足、下位足の環境認識は行っていません。
含み損に耐えるのは苦手なので大底で拾うのではなく、できるだけエントリー後に逆行しない位置を検証しました。
基本ルール(日足)
【前回検証したパターン】
①下降トレンドラインを引く
②直近下降トレンドラインを日足の終値が超える
③フィボナッチ・リトレースメントで38.2%〜61.8%で押し目を確認。
(50%はフィボナッチ数列ではないが参考になる)
④フィボナッチと下降トレンドラインまでタッチでレジサポ転換すると反転の可能性が高い。
⑤5日移動平均線(ドル円では4時間足20SMAで代用)を上抜けで終値確定したらエントリー。
①〜⑤の条件を満たすと下落が止まり上昇した後の戻り売りを回避できる可能性がある。
今回はオシレーター分析も考慮しMACDも表示しました。
実際のチャート

●エントリー 2020年3月12日
(指値)
フィボナッチ・リトレースメント61.8%付近まで下ヒゲあり。
逆張りなら指値注文もあり。
ただし61.8%より逆行して終値確定したら損切。
(終値)
4時間足20SMAより上(グランビル買いサイン2)を確認してエントリー。
●損切
前回安値やSMAより下で終値確定、次の下降トレンドラインを突破できなかった場合など。
●ターゲット
フィボナッチ・エクステンション 100%か161.8%
逆張りで61.8%付近でエントリーできていれば100%の位置。
終値でエントリーしていれば161.8パーセンまでは引っ張りたい。
過去検証なので都合の良い部分の切り取っていますが、日経225とある程度共通したパターンはみられました。
大底を取りに行くのは諦め、直近の下降トレンドライン突破を確認後なら逆張り注文も検討。
逆行の心配があるなら終値の確認を待ってからエントリー。
MACDも確認するとヒストグラムの高さが小さくなっていることや、シグナル線とクロスする手前であることを確認。
下落の勢いが弱いことは示唆される。
まとめ
逆張りでエントリーする場合はフィボナッチ・リトレースメントを利用する。
逆張りの根拠がフィボナッチだけの場合は、61.8%以上戻して終値確定した場合は必ず損切を行う。
逆張りを狙うのであれば下降トレンドにタッチしてサポレジ転換する位置まで引っ張ってエントリーできるのが理想。
逆張りはトレンドラインや水平ライン、移動平均線などフィボナッチ以外に根拠が重なる場合は狙っても良い。
ターゲットはフィボナッチ・エクステンションを利用する。
100%、161.8%まではスイングでも引っ張れる可能性が高い。
トレンド・サポレジ判断はトレンドラインと移動平均線を利用する。
実際のトレードは水平線も注意しなければいけないです。
下落時の反転を狙う手法を検証していくと、下降トレンドが3回引けることが多い。
ファン理論についても頭に入っている方が望ましいです。
これからも検証を重ねて自分のルール構築に繋げていきます。
TradingViewでもアップしています。
【ドル円過去検証2020年3月9日】下落時の反転を狙うタイミングについて
